アメリカカンザイシロアリの画像・分布について!羽アリやふんの見分け方・生態・特徴も!

シロアリ

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日本ではシロアリの建物に被害を出している主な種類が3種類います。

それはヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリの3種類です。(ダイコクシロアリも被害を出しています)

 

その中で唯一外来種が存在し、それがアメリカカンザイシロアリです。

 

やはり海外から荷物が届いた時などに日本に入って来たとされ、そこから被害が拡大しました。

今では日本でも切っても切れないアメリカカンザイシロアリですが、その実態はどのようなものなのでしょうか?また、日本のどこに多いシロアリなのでしょうか?

 

そう思い調べてみたので今回は、

  • アメリカカンザイシロアリの生態や特徴
  • アメリカカンザイシロアリの画像や分布
  • 羽アリの画像やふんの見分け方

についてシロアリハンターがお送りします!

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日本で被害が多い3種類のシロアリや見分け方に関してまとめました!合わせてお読みください↓↓

Contents

アメリカカンザイシロアリの生態や特徴

アメリカカンザイシロアリって初めて聞いた!そんな方も多いでしょう。画像付きでどんなシロアリか紹介していきますね!

アメリカカンザイシロアリはアメリカからやってきた!画像を見てみよう!

アメリカカンザイシロアリとは元々日本にはいないシロアリの種類だったのですが、木材や家具の輸入によって運び込まれました。

最初に発見されたのは1976年東京都江戸川区で、今では深刻な建物被害が出ている場合も。

まずはアメリカカンザイシロアリの画像から。

このような見た目をしています。

こちらを少しご覧ください

ヤマトシロアリの写真なのですが、体色が似ており誤認する方も多いようなので注意が必要です。

アメリカカンザイシロアリの生態や特徴

アメリカカンザイシロアリを階級別の特徴を見てみると、

  • 擬職蟻(働きアリ)⇒体長は5~8mm程度。乳白色で日本の主な種類であるヤマトシロアリやイエシロアリと比べ、平均的に一回り大きい
  • 兵隊アリ⇒体長は10mm程度。頭部と顎が大きく褐色(体は白色)
  • ニンフ(羽アリになる前)⇒体長は7~8㎜程度。色は擬職蟻と同様です
  • 羽アリ⇒体長は7mm程度。翅を入れると10ミリを超え、全体的に褐色をしています。
  • 落翅虫(らくしちゅう、羽アリが翅を落としたもの)⇒体長は7mm程度。のちに女王や王となり、新たなコロニーを作るきっかけになります。
  • 女王アリと王アリ⇒体長は10mm程度。一見しただけでは女王か王なのかはわからない位似ています

 

コロニー(巣)は、一度住み着くと1つのコロニーを作るのではなく、色々な場所に点々と作られます。なので駆除する場合は発見が難しいので見逃さない事が重要です。

名前にあるアメリカカンザイシロアリのカンザイは「乾材」という意味であり、基本的に乾燥した木材を食害します。

ただ勘違いしないで頂きたい事として、湿った床下や腐朽の進んだ壁の中に被害があることもあります。

どちらも大丈夫な雑食性であり、なんでも食べれるアメリカカンザイシロアリは多くの家を侵食しています。

アメリカカンザイシロアリの分布を紹介!

続いて日本のどこで活動シロアリなのでしょうか?

調べてみると、

 

都道府県別では、

  • 宮城県仙台
  • 山形県
  • 福島県
  • 埼玉県
  • 東京都
  • 千葉県
  • 神奈川県
  • 富山県
  • 福井県
  • 三重県
  • 和歌山県
  • 京都府
  • 大阪府
  • 兵庫県
  • 岡山県
  • 広島県
  • 山口県
  • 愛媛県
  • 高知県
  • 福岡県
  • 熊本県
  • 長崎県
  • 宮崎県
  • 鹿児島県
  • 沖縄県各地

これらの県で集中的に分布しています。

ただ、データとしてシロアリ防除業者の報告からなので、実際には他の県にも生息している可能性は充分に考えられます。

日本にいなかったはずのアメリカカンザイシロアリですが、今や分布でみるとこんなにも広範囲で生息している事がわかりました。

見てわかる通り日本でも珍しくない存在なのです。私は記憶にないですが、実はあの時見たのはアメリカカンザイシロアリだったのかなんて体験も合ったのかもしれません。

それ程遠い存在でもないですし、日本で被害を拡大しているアメリカカンザイシロアリに注意しなければなりませんね。

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アメリカカンザイシロアリを羽アリやふんで見分けよう!

アメリカカンザイシロアリの羽アリは、

体長は6-8mm程度で頭部は赤褐色、他は黒褐色。

おそらくよく見かけるであろうイエシロアリとヤマトシロアリを比べてみると、

  • イエシロアリ⇒7 – 8mm、頭部が褐色で胸腹部は黄褐色
  • ヤマトシロアリ⇒6-8mm、半透明の翅に褐色の体色

このような違いがあります。体長はそこまで変わりがありませんし、羽アリをパット見では判断出来ないかもしれませんね。

そこでより見分けるためにアメリカカンザイシロアリの特徴的なふんを見てみましょう!

アメリカカンザイシロアリのふんはこちらの動画をご覧ください↓↓

ふんの特徴として、

  • 大きさ⇒0.7~0.9mm程
  • パラパラと非常に乾燥している
  • とても硬く簡単にはつぶれない
  • 掃除をしてもまた同じ場所に排出される
  • 形が一定で俵状、またはゴマ粒に縦に筋がはいっている

 

アメリカカンザイシロアリは、砂粒状(顆粒状)の糞を外部に排出します。

先程動画をご紹介しましたが、あのようにひと目見ればわかるものなので、この糞がカンザイシロアリの被害発見の手がかりになることが一番多いといえるでしょう。

もしわからないならば、屋根裏、床下、軒下や家の外周りなどに盛り塩のように積もっていれば、アメリカカンザイシロアリの糞である可能性が高いでしょう。

また、排出口(虫孔や糞孔)を利用してアメリカカンザイシロアリはふんを排出します。

画鋲の穴位のもので、私も拝見しましたが、ひと目では画鋲の穴なのか排出口かわからない位似ていました。

完璧にアメリカカンザイシロアリを見分けたいのならば糞らしきものを注意深くルーペで観察しましょう。

一番長い部分が俵状をしていれば、アメリカカンザイシロアリの可能性が高いです。

 

ただ注意が必要なのは落翅虫が侵入して間もないうちは、糞を出さず、木屑のみを排出します。その場合この木屑のみで判断をしないといけません。

まとめ

今回は、

  • アメリカカンザイシロアリの生態や特徴
  • アメリカカンザイシロアリの画像や分布
  • 羽アリの画像やふんの見分け方

について調べてまいりました。

元々日本にはいませんでしたが、今ではアメリカカンザイシロアリは日本に元々いたんでしょ?ってぐらい猛威を奮っています。

この分布に当てはまる方は特に注意が必要ですね…。

羽アリやふんなどをみたら近くにいる可能性が高いでしょう。その場所は早めの対策をお願いしますね!

 

それではまた!シロアリの知識、シロアリハンターでお会いしましょう!

 

日本で被害が多い3種類のシロアリや見分け方に関してまとめました!合わせてお読みください↓↓

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