【画像あり】ヤマトシロアリとイエシロアリの見分け方や違いは?被害や外観の簡単な判別方法

シロアリの疑問に関する参考画像

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日本の在来種で被害を与えているメインの2種類がイエシロアリとヤマトシロアリ。あなたはこの2種類の違いがわかるでしょうか?

 

私は勉強する前は違いがわかっておらず、シロアリなんて世の中に一種類しかいないんでしょう。と思う位の愚か者でした。汗

勉強してわかったのですが、同じシロアリでも全然違うんだなって見えてきました。さらに違いもわかるとシロアリとの向き合い方や今後の行動など少し目線が変わってきた気もします。

 

あなたもこのシロアリの違いを理解して、今後の行動&被害対策に繋げて行きましょう!

という事で今回は、

  • 画像を使ってヤマトシロアリとイエシロアリの見分け方や違いを知ろう!
  • 被害や外観の簡単なシロアリ判別方法

についてシロアリハンターがお送りします!

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日本で被害が多い3種類のシロアリや見分け方に関してまとめました!合わせてお読みください↓↓

Contents

画像を使ってヤマトシロアリとイエシロアリの見分け方や違いを知ろう!

まずは、ヤマトシロアリとイエシロアリの姿形の違いから紹介していきます。

ヤマトシロアリとイエシロアリの見た目の違い

こちらの画像からみてください。

あなたはどのような第一印象を持ったでしょうか?

私は単純にこれをみて、黒っぽいのがヤマトシロアリで、茶色っぽいのがイエシロアリかぁとおもいました。

正確に言うと、

  • ヤマトシロアリ⇒背中の一部と足先は黄色、他は黒色
  • イエシロアリ⇒頭部が褐色で胸腹部は黄褐色

このような違いがあります。

写真でみた第一印象でも、あっ違うなと思えたのでは無いでしょうか?大きさは写真ではわからないかもしれませんが、若干イエシロアリの方が大きいです。

  • ヤマトシロアリ(兵)⇒3.5mm~6mm
  • イエシロアリ(兵)⇒3.8mm~6.5mm

ですが大きさだけで見分けれるかというと少し難しいかもしれませんね。素人目ではわからないでしょうし、何よりそんなにまじまじと私はシロアリを眺めたくありません。笑

なので上記の色と、大きさを合わせて見て違いがわかれば大丈夫かと思います。

続いて特徴的なのが女王アリの違いです。

まずはヤマトシロアリ↓↓


続いてイエシロアリの女王アリはこちら↓↓

これは一目瞭然ですよね。なんだこのイエシロアリの大きさはって最初見た時は驚きました。

その違いは卵にあります。

イエシロアリは定着型で大きいコロニー(でかいものは1メートル以上)を持って、巣を作った場所から動きません。なので動く必要のないイエシロアリの女王アリは、沢山の卵を産む体になっていますそれで問題はありません。

一方ヤマトシロアリは遊牧民のようなもので、移動を繰り返し生活しています。その為女王アリは移動をしなければなりませんし、負荷のない量の卵までしかもてない作りになっています。

実際ヤマトシロアリの女王が1匹で産むことができる卵の数は1日あたり、25個程度なのです。

それじゃ全然繁殖出来ないのでは?と思うかもしれませんが、女王アリは各コロニーにいますし、イエシロアリのコロニーより小さなコロニーが沢山あります。

  • ヤマトシロアリ⇒1コロニーのシロアリの個体数は1~2万匹程度
  • イエシロアリ⇒数百万匹もの大きい巣を作る

もし2,00匹の女王アリがいたとするならば、5,000個毎日産む事が出来ますよね。このように数の力で大量繁殖に成功しているのです。

 

ヤマトシロアリとイエシロアリの生態の違い

見た目の違いを紹介してきましたが、生態にももちろん違いがあります。

このように巣も違っており、

  • ヤマトシロアリ⇒湿った木材などを食べて中に住む
  • イエシロアリ⇒砂などを固めて巣を作る

さらに両方の共通点として湿ったものを好むのですが、ヤマトシロアリは床下に巣を作るのに対してイエシロアリはどこでも巣を作ることが出来ます。

その理由はイエシロアリは水を運ぶことが可能だからです。※諸説あり

ヤマトシロアリは出来ませんが、イエシロアリは水を運べますから言ってみればどこでも湿ったものにありつく事が出来るのです。

次に生息地にも違いがあります。

  • ヤマトシロアリ⇒北海道(道西)、本州、四国、中国
  • イエシロアリ⇒本州(千葉以西山口県にかけての海岸沿い)四国、九州

地図で分かる通りかなりの広範囲に及んで活動をしています。これをみると日本に猛威を奮っている事がわかりますね。

次に違うのは群飛の違い。まずは動画から見ていきましょう!

ヤマトシロアリの群飛↓↓

続いてイエシロアリの群飛↓↓

2つの違いは、

  • ヤマトシロアリ⇒4月~6月頃。穏やか天気で気温が上がった日の昼間、数千匹もの羽アリが現れます
  • イエシロアリ⇒6月7月頃。急激に暑くなったタイミングで現れます。夜の街灯などに数万匹現れることも。

日中と夜間にわかれます。特にイエシロアリは街の街灯などで一度は見たことがあるのではないでしょうか?

この群飛が見られたら、近くにシロアリが潜んでいる証拠なので注意してくださいね!

ヤマトシロアリとイエシロアリの違いをまとめてみた!

色々書いて来ましたのでここで違いを、より詳しくまとめてみようと思います。

ヤマトシロアリ

  • 大きさ⇒(兵)3.5mm~6mm
  • 体の色⇒背中の一部と足先は黄色、他は黒色
  • 群飛⇒4月~6月頃。穏やか天気で気温が上がった日の昼間、数千匹もの羽アリが現れます
  • 主な生息地⇒北海道(道西)、本州、四国、中国
  • 女王アリ⇒1匹で産むことができる卵の数は1日あたり、25個程度
  • 巣の特徴⇒コロニーのシロアリの個体数は1~2万匹程度
  • 住む場所⇒湿った木材などを食べて中に住む
  • 遊牧民のように移動しながら生活する

イエシロアリ

  • 大きさ⇒(兵)3.8mm~6.5mm
  • 体の色⇒⇒頭部が褐色で胸腹部は黄褐色
  • 群飛⇒6月7月頃。急激に暑くなったタイミングで現れます。夜の街灯などに数万匹現れることも。
  • 主な生息地⇒本州(千葉以西山口県にかけての海岸沿い)四国、九州
  • 女王アリ⇒体長約3m生涯で100万個以上の卵を産む
  • 巣の特徴⇒数百万匹もの大きい巣を作る
  • 住む場所⇒砂などを固めて巣を作る
  • 巣を作ったその場所から動く事無く生活する

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シロアリ被害を外観の違いで簡単判別しよう!

ヤマトシロアリとイエシロアリの違いがわかったところでシロアリ被害、外観の違いで簡単判別しましょう。

シロアリ被害は始まってる!?簡単判別方法!

シロアリは数々の目印を残してくれます。

目印の何を見つければ良いかと言うと、

  • 蟻道を見つける
  • 小さな羽が落ちていないか
  • 木くずが落ちている
  • 柱や床をトントンと叩くと空洞音がする
  • 床がへこんだりボコボコする
  • 浴室やトイレにヒビが入っている
  • 立て付けが悪くなる
  • 浴室や敷居などが水腐れしている

これらの目印が外観で見つかったら、シロアリ被害の始まりだと考えた方が無難でしょう。

まずは蟻道について。黒蟻と間違わないようにしないといけませんが、見分け方として一本に続いている途中に崩れのないものはシロアリのものだと思って良いでしょう。


このようにまっすぐ伸びています。

こちらの記事で詳しく解説しているので合わせてお読みください。

関連記事⇒シロアリと黒ありの蟻道の違いを画像で知ろう!巣の見つけ方・壊し方や対処法を紹介!
次に羽が落ちていないかどうか。実際に羽が落ちているのを見つけた方は、


このような悲惨な状況になっていました。木くずについても同様です。

羽や木くずが落ちているのが確認出来たら、あなたの家もひょっとしたらこのような状況になっているかも…。

後の項目は実際に住んでいるあなたが一番敏感に感じ取る事が出来るのではないでしょうか?

 

私も実家がシロアリ被害にあっており、床にかなり違和感がありました。

それは多分住んでいた私が感じ取れる感覚で、こんなへこんだっけ?とかなんか柔い気がするなとか。でもシロアリの知識が無かった私はそんなに警戒する事はありませんでした。

でも、ついに目に見える場所にシロアリの大群が…。これを見た時は言葉が出ませんでした。あの時気づいていれば!あの時対策すれば!完全に私の場合は後の祭りです。

 

こうならないように違和感を感じたらすぐに行動を起こすようにしましょう!

実際にシロアリ被害にあったら地震に気をつけよう!

シロアリ被害で一番怖くなるのは「地震」です。

先程もお伝えした通り耐震性が急激に落ちてしまいます。

皆様の記憶にあるであろう阪神淡路大震災。ここでシロアリ被害をした家としていない家とでは、

  • シロアリ被害あり⇒家屋の9割が全壊・倒壊
  • シロアリ被害なし⇒家屋の2割が全壊・倒壊

これほど差が出てしまいました。

シロアリは1階の柱と土台の継ぎ目を集中的に食べるため、本来の耐震性を発揮する土台が崩れてしまいます。

この阪神淡路大震災から地震対策をするのであればまずはシロアリの対策からと言われるようになりました。

どちらのアリにせよ地震対策は徹底しておくべきです。数字が明らかにしていますから、シロアリはしっかりと駆除しておくべきです。

駆除方法はDIYで出来なくもないですが、数10匹でも駆除しそこなったらまた元通りになると言われています。コロニーを見逃したりなどプロの目線でないと出来ない事が沢山あるでしょう。

なので私はやはりプロに任せるのが一番だと思います。

そもそも気持ち悪くて自分で駆除したくありませんし。汗

でもプロって?詐欺業者もあるんでしょ?なんて声を聞く事があります。

調べてみたところシロアリ110番は評判も良くリーズナブルとのことがわかりました。記事にまとめてみたので合わせて読んでみてくださいね!

関連記事⇒シロアリ110番の評判や口コミは?実際に使ってみた感想や効果をレビュー!

まとめ

今回は、

  • 画像を使ってヤマトシロアリとイエシロアリの見分け方や違いを知ろう!
  • 被害や外観の簡単なシロアリ判別方法

について紹介してきました。

画像を見ていただいてヤマトシロアリとイエシロアリの違いを理解して頂けたでしょうか?

特に女王アリなんて姿が全然違うことがわかりましたね!イエシロアリの女王アリを見つけてしまったら鳥肌間違いなしです…。苦笑

ただ、どちらも家に被害を与えていることは間違いないので早期の対応で、すこでも被害を軽減しましょうね!

 

それではまた!シロアリの知識、シロアリハンターでお会いしましょう!

 

日本で被害が多い3種類のシロアリや見分け方に関してまとめました!合わせてお読みください↓↓

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