ヤマトシロアリの生態や特徴を画像付きで紹介!女王アリの寿命や被害についても!

シロアリ

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ヤマトシロアリとは日本で建物被害の原因となっている3種のうちの1種で、主に北海道(道西)、本州、四国、中国で生息しているシロアリです。

 

日本に住んでいる以上覚えておいた方が良いのがこのヤマトシロアリで、万が一ヤマトシロアリが発生したら駆除しなければなりません。

 

私はシロアリと言うだけで、そもそも種類があるのかと、シロアリとわかればとりあえず大丈夫なんだと思っていました。ですが、種類によって生態や特徴も様々なのです。

 

そのヤマトシロアリの生態や特徴を勉強して万が一に備えておきましょう。

ということで今回は、

  • ヤマトシロアリの生態や特徴を画像付きで紹介
  • 女王アリの寿命について
  • ヤマトシロアリの被害はどんな事がある?

についてシロアリハンターがお送りします!

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日本で被害が多い3種類のシロアリや見分け方に関してまとめました!合わせてお読みください↓↓

Contents

ヤマトシロアリの生態や特徴を画像付きで紹介!

さて、ヤマトシロアリの生態や特徴を知りましょう!

画像付きで詳しく紹介していきますね!

ヤマトシロアリの生態

まずはこちらの画像からご覧ください↓↓

ヤマトシロアリの図鑑参考画像

こちらは左上から、

  • 女王アリ
  • 働きシロアリ
  • 羽シロアリ
  • 兵シロアリ

の画像です。

続いてもっとアップでの写真では、

こちらが兵シロアリです。これらを見かけたら、家で巣を作っていることを疑うべきでしょう。

 

ヤマトシロアリは、日本で最も分布の広い種類であるシロアリです。

高山と酷寒地を除き全国に普遍的に棲息しており、土の中や湿った多湿な環境を好み、コロニー(巣)内の個体数は2~3万匹で、ヤマトシロアリは比較的寒さに強く6℃で活動を始めます。


さらに12℃を越えると行動が活発になり、最適温度は28℃です。ただ暑さには弱いので高温期には地中や涼しい場所へ巣ごと移動する習性があります。

他にも林の朽木の中で見る事もあるでしょう。

餌は、雑食性で基本的に何でも加害します。農作物に朽ち木などから、発泡スチロールや繊維類など化学製品まで様々で、非常に硬いコンクリートまでも脆くしてしまいます。

我が家はコンクリートだから平気☆なんて考えは甘く通用しません。

そんなヤマトシロアリにも天敵が存在します。それは、

  • 昆虫類
  • 爬虫類
  • 両生類
  • 鳥類
  • 哺乳類

意外と天敵は多いのです。カラスやスズメなんかに出会ったらヤマトシロアリは太刀打ち出来ません…。

さらに私が意外だと思った天敵がいます!

それが「黒蟻」です!

黒蟻の圧倒的な数で襲来されてしまったら、その巣が壊滅してしまう可能性もあります。

同じアリでも天敵になりうるのですね。ヤマトシロアリを見つけたら黒蟻を大量に投入すれば解決するかも!?そしたら黒蟻が大量発生しちゃうか。笑

黒蟻がヤマトシロアリ対策になれば駆除に必要ないのではと思ったのですがそうでないみたいですね…。今言ったとおり黒蟻が湧いてしまっては元も子もないですし、今度は黒蟻を駆除しなければなりません。

それとシロアリの巣ごと無くなるまで進撃するかはわかりません。人間じゃないし気持ちもわかりませんからね。

ただ無駄に黒蟻を増やすだけに過ぎないでしょうから、シロアリで悩んでいるあなたの気持ちがわかるプロに任せるに越したことはないでしょう。

こちらに信頼出来るプロの紹介を載せてありますので合わせてお読みください。

関連記事⇒シロアリ110番の評判や口コミは?実際に使ってみた感想や効果をレビュー!

ヤマトシロアリの特徴

ヤマトシロアリの特徴は、

  • 体の色⇒背中の一部と足先は黄色、他は黒色
  • 羽アリ⇒半透明の翅に褐色の体色
  • 兵アリ⇒円錐状の頭部の長さが体長の1/3、攻撃的で敵と接触すると乳白色の液体を分泌
  • 群飛⇒4月~6月頃。穏やか天気で気温が上がった日の昼間、数千匹もの羽アリが現れます
  • 主な生息地⇒北海道(道西)、本州、四国、中国

続いてヤマトシロアリの巣の特徴は、

  • イエシロアリのような特別に加工した巣は持っていない
  • 1コロニーのシロアリの個体数は1~2万匹程度
  • 少数の職蟻からコロニーが再生されるので注意
  • 行動半径も非常に狭く、1戸の住宅に2~3個のコロニーが見られる場合も

このような特徴があります。

 

6月頃になるとヤマトシロアリの羽アリの群飛が見られます。これは期間限定で、これが見れた場合にはヤマトシロアリが確実に近くに潜んでいる目安となるので、4月~6月は特に注意して周りを見ておきましょう!

 

群飛の動画がこちら↓↓

 

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ヤマトシロアリの女王アリは?寿命についても調べてみた!

ヤマトシロアリの女王アリは各コロニーに1匹だけ存在しています。

シロアリでは種類で完全に役割分担しており、それぞれでは、

  • 女王⇒コロニー(巣)の繁殖を行う。各コロニーに一匹だけ存在する
  • ⇒女王の繁殖のパートナー
  • ニンフ⇒巣全体の2~3%で構成される。女王、王が死んだとしてもすぐに替わって役割を果たす
  • 兵アリ⇒巣全体の7~8%で構成される。巣を外敵から守ったり、職アリの活動をサポートをする
  • 職アリ⇒全体の90%を占める。他の階級の為にエサを集める(木材を食害し家に被害を及ぼす)巣の構築、蟻道を作る

このような役割をそれぞれ担っています。これを見てわかるとおり、女王アリは大変重要な役割を果たしています。

ヤマトシロアリの女王アリはこちら↓↓

シロアリって卵をいっぱい産むイメージがありますよね。

しかし、ヤマトシロアリの女王が1匹で産むことができる卵の数は1日あたり、25個程度なのです。

ただこの女王アリ、コロニーが沢山あって分身がいっぱいあったら…。とこうなり沢山の卵、沢山のシロアリが集まるのです。

創設女王は、たくさんの卵を産むために、自らの分身(ニンフ)をたくさん作ります。その分身に等しいニンフに新しい女王を譲り、生涯を終えていきます。

このニンフは女王アリが自分の死後も遺伝的には生前と同様に次世代に遺伝子を残していこうとするために、単為生殖を行っています。これにより、王の遺伝子すら入っていませんから、文字通り創設女王アリの分身が完成します。

そして年老いたヤマトシロアリの女王アリは、産卵能力が低下し役目を果たすとワーカーに食べられその生涯を終えるのです。

すべては繁殖のために、卵製造機なんて呼ばれる女王アリですが、ちゃんとその役目をこなし生涯を終える。これほど幸せなことはないのかもしれませんね。

ヤマトシロアリが起こす建物被害の全貌!

被害は床下に多く、結露や湿気の多い建物では天井まで被害が及ぶこともあります。

そして、ヤマトシロアリの場合は「食べた木材の中」に住み着きます。

なので木をスカスカにし、耐久性・耐震性がかなり低い家へと誘うのです。

例えば、


このように木を腐敗させてしまいます。

他にもこのように、

気づいたらいたるところまで木部を食べていることも…。

実際に建物被害自体はこのように起きているのですが、全壊した事例は私が調べる限りでは見当たりませんでした。

なぁーんだ建物が倒れるわけじゃないのなら大丈夫じゃん!なんて考えはナンセンスです。

 

ここで一番怖くなるのは「地震」です。

先程もお伝えした通り耐震性が急激に落ちてしまいます。

皆様の記憶にあるであろう阪神淡路大震災。ここでシロアリ被害をした家としていない家とでは、

  • シロアリ被害あり⇒家屋の9割が全壊・倒壊
  • シロアリ被害なし⇒家屋の2割が全壊・倒壊

これほど差が出てしまいました。

シロアリは1階の柱と土台の継ぎ目を集中的に食べるため、本来の耐震性を発揮する土台が崩れてしまいます。

この阪神淡路大震災から地震対策をするのであればまずはシロアリの対策からと言われるようになりました。

恐ろしい結果ですから当然ですね…。

備えあれば憂いなし。大事な家族のことを考えていざという時の為に対策することをオススメします。

ヤマトシロアリに限らず、シロアリ被害の全貌をまとめましたので、合わせてお読みください。

関連記事⇒シロアリ被害で家はどうなる?全壊・倒壊のリスクや放置した結果やいかに!?

まとめ

今回は、

  • ヤマトシロアリの生態や特徴を画像付きで紹介
  • 女王アリの寿命について
  • ヤマトシロアリの被害はどんな事がある?

について紹介してまいりました。

ヤマトシロアリでの建物被害はとんでもないことになるようですね。汗

もし地震がきたら…。考えただけでもゾッとします。

生態や特徴を学んだあなたは、一歩早く行動が出来るはずです。あっヤマトシロアリだ!と近くで見つけたら地震が来る前に対応しましょう!

 

それではまた!シロアリの知識、シロアリハンターでお会いしましょう!

 

日本で被害が多い3種類のシロアリや見分け方に関してまとめました!合わせてお読みください↓↓

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