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シロアリが好む条件はいくつかあります。湿気が好きだったり寒さに強かったり。
そして沖縄に多かったり北海道は少なかったり。一見寒さなどが理由でこのようにわかれているようにもみえますが、調べてみると実はそうではありませんでした!
それは地域もですがなぜ我が家にシロアリが現れるのか。また自分の家にも現れる可能性はあるのかなど役に立てる内容でもあります。
そのヒミツがわかると今後の暮らしも安心して出来ると思うので今回は、
- シロアリが多い地域や共通点
- 寒さに強い&湿気を好む習性を知って我が家に役立てよう
この内容をシロアリハンターがお送りします!
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Contents
シロアリの好む習性
シロアリの好む習性を知っていますか?なんとなくのイメージはあるけれど、はっきりとはわからないという方が多いのではないでしょうか?
まずはこの習性について見ていきましょう!
シロアリは寒さに強い
シロアリは群飛を4月~8月頃に行い、羽アリ達の大群をこの時期に一度は見たことがあるのではないでしょうか。
この時期に見られる影響で、暑い時期にしかいないイメージが強いのではと思います。
それは間違いでシロアリは「寒さに強い」生き物です。
日本で猛威を奮っている多くは、イエシロアリとヤマトシロアリです。
イエシロアリは比べると温かい環境を好みます。しかしヤマトシロアリの場合は「6℃~28℃」が耐久出来る活動温度です。
これを見てわかる通り寒い環境でも活動出来てしまいます!
イメージしにくいと思うので、6℃と言うと凍える寒さの12月1月頃、冬素材をしっかり重ね着して、あったかインナーやカイロもほしい位の気温です。
つまり極寒の地域でない限り長い期間活動していますし、年中活動しています。
シロアリは湿気を好む
シロアリが好むもので「湿気」があります。
シロアリ被害を受けた家の多くが水回りからという理由はこれのせいですね。
雨漏りして湿った木、浴室付近の湿気などは大好物です。シロアリはコンクリートも食べてしまうので、このように
解体が終わって現場を確認すると…
けっこう衝撃的なシロアリ被害が!
外壁のクラックから雨水が入って、柱が腐食した箇所もありました。▼耐震スケルトンリフォーム 基礎工事の様子https://t.co/EPTk1yO1Df pic.twitter.com/lzQd695Q3S
— エコリフォーム (@ecoreform) 2018年4月5日
亀裂も簡単に入れてしまいます。ここから雨水が入ってさらにシロアリの好む環境になって…。と悪循環が進んでしまいます。
そして床下も快適な気温、湿度を保ちますからシロアリにとっては最高の寝床となり、コロニー(巣)を作って居座ります。
もし湿気対策は万全だ!とあなたが思っていたとしても、イエシロアリの場合は自ら水を運ぶ事が可能です。
なので乾いた木材等をイエシロアリは湿らせる事が出来ますし、自ら好む環境を作る事が出来る、ある意味万能な存在なのです。
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シロアリが多い地域や共通点
シロアリの習性がわかったところで、日本で多くの被害を与えているイエシロアリ、ヤマトシロアリ、そして外来種で今日本に被害を与えているアメリカカンザイシロアリそれぞれ多い地域を紹介していきます。
シロアリが多い地域
まずはこちらの分布をご覧ください
シロアリの分布図です。愛媛県内では松山以西で沿岸地域にお住いの方、この時期イエシロアリに注意です!! pic.twitter.com/fGhRZW8M
— ㈲別子消毒公式アカウント (@bessi_shoudoku) 2012年6月25日
一番攻撃的と言われ、世界でも最も危ないとされるイエシロアリについては、本州(千葉以西山口県にかけての海岸沿い)四国、九州に主に生息しています。
続いて一つ一つのコロニー(巣)は小さいけれど、移動を繰り返し多くの家に被害を与えているヤマトシロアリは、北海道(道西)、本州、四国、中国に主に生息しています。
最後に外来種であり、元々日本にいなかったのに今では日本で怖い存在であるアメリカカンザイシロアリは、宮城県山形県、福島県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、富山県、福井県、三重県、和歌山県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、高知県、福岡県、熊本県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県で発見されていますが、発見されていないだけで、他の県にもいるだろうと言われています。
見てみて分かる通り、日本でシロアリ被害のない県はほとんどないと考えてよいでしょう。
その中でシロアリが特に多い地域は沖縄県です。沖縄の年中温暖の気候と湿度がシロアリにとっては住みやすい環境といえます。
共通点を知ってシロアリと無縁な家を目指そう!
シロアリ被害に遭いづらい家にはある共通点がありました。シロアリが多い地域でもこれらの共通点に当てはまれば、シロアリ被害に遭いづらい家が出来ます。
- 床下に適した空間・換気口を作って換気を良くしている
- 雨漏りなどしていない
- 押入れがちゃんと換気されており、カビが生えていない
- 家の近くに川がない
- 建物に木を立てかけたり、外に木材を放置したりしていない
- 門扉は金属製であり、枕木でなく敷石を使っている
これらは湿気を好む習性などをわかっていれば出来る事ですね。あなたも習性がわかれば打てる対策も存在するはず。今一度自分の家をチェックしてみましょう!
そしてシロアリ対策には予防が必要です。こちらの記事で紹介しているのでチェックしてくださいね!
まとめ
今回は、
- シロアリが多い地域や共通点
- 寒さに強い&湿気を好む習性を知って我が家に役立てよう
について紹介してきました。
多い地域はやはりシロアリの好む環境が揃っているのですね。
環境に関して私達がどうしようも無い事もあるかもしれませんが、小さな事でも出来ることをすることが重要になってきます。
少しずつ対策をしてシロアリと無縁な家を目指しましょう!
それではまた!シロアリの知識、シロアリハンターでお会いしましょう!
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